今更ですが自己紹介を。。②

 早速パート2が遅れ気味ですが、今週も一週間始まりました。

 前回の続きです。僕が鍼灸師・治療家を志すきっかけですが、その前に鍼灸、鍼との出会いいに話は遡ります。

 前回お話しした通り、実家が治療院だった訳です。しかしその時は鍼灸をやっていませんでした。祖父母は按摩とマッサージに加えて光線治療と吸玉をやっていたのでその(鍼の)存在すら知りませんでした。もちろんテレビ等で何となくの情報は得ていたかもしれません。

 そんな少年時代に衝撃的な事が起きます。正確には覚えていませんがおそらくは7〜8歳頃のある日に家の近くの裏通りを歩いてました。すると前方から白い杖をついた、これまた白い着物の男の人が歩いてきました。全盲、もしくは弱視だということは子供にもわかります。

 そしてすれ違うその瞬間にその人は僕の腕をバッと掴んできました。もちろんメッチャ怖かったです!そしてこう言うのです。。ゴクリ・・

 「今何時ですか?」

 え? それだけ?

 こちらが恐る恐る時刻を告げると「ありがとうございます」と、今度は小さい紙を僕に握らせるのです。。見ると「〜はり治療院」

 はり・・治療・・?

 ウチへ帰り母にその紙を見せると「はあーたぶん営業の為にアンタに時間聞いたんだね。たぶんみんなにやっているんだよ。」と、その人が宣伝方法の一つとして通りすがりの人に時間を聞いている事、針を体に刺して治療する方法があるという事を母は教えてくれました。

 そうか、あの人はウチと同じで治療院をやっているんだ。でも針刺して血が出ないのかな?それが正直な感想でした。

 それから約一週間後、同じ道を歩いているとまたもや全く同じ場所でまたその人に会います!そしてまた腕を掴まれました!!

怖い!!

 そしてまた時間を聞かれます。「今何時ですか?」

 再び恐る恐る答える健気な少年時代のワタクシ。。。

 するとまた例の紙切れを僕に握らせ

 「ありがとう。どこかでまた会うと思うよ。」と薄笑み浮かべると再びカツンカツンと

杖の音立てて去って行く氏。。

 ...すいません!怖いんですけど!

  その後の事は覚えてませんが、別に失神した訳ではなくもらった紙は丸めて捨てたと思います。。。だって怖かったんだもーん。それからその人に会う事はありませんでした。

 紙切れに書いてあった鍼灸院の名前は覚えてません。おそらく受け取った一時間以内に忘れていた事でしょう。そして鍼の事も。。。子供だから。

 あれからもう何十年。あの日の事は実は半年前くらいまで忘れてました。


まだご存命かはわかりませんが。。

 

 せんぱーい! お元気ですか? 

 あの時紙切れ受け取ったガキんちょは、あの場所のすぐ近くであなたと同じ鍼師になって治療の仕事してますよ!

 先輩がどんな流派でどんな治療をしていたかは今は知る由もありませんが、

今はただ、あなたと話がしてみたいです。


 。。。あれ?  また今回もバンドマンから鍼灸師に転身する直接的なきっかけ迄たどり着いてない!?

 ええとね・・どうしよ? えーと確か15年前くらいに、ベース弾いてたら右肩がまったく上がらなくなり・・なぜか中野の鍼灸院行って・・・・

 そんな感じです!

続きはまたいつかという事で、次回からは違う内容に。。もっと治療に関係する事や、全然関係ない事を書いていけたらと。


 最後に、だいたいこんなイメージだったということでブラックジャックの琵琶丸の画像を。こんなに酷くないけどね。。。手塚プロに怒られたらすぐ消しますが。。

 ブラックジャックの慢性胃腸虚弱を左「太衝」のツボ直刺&単刺!う〜む。

 


 

 

 

 

 

 

 

はり東洋治療院 虹音堂

Kouondo Acupuncture clinic  文京  千駄木

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