枇杷(ビワ)の葉温灸
ビワの葉(温)灸ってご存知ですか?
枇杷の葉の成分を温めて身体に浸透させるお灸です。
やり方は色々あるのですが、虹音堂ではまず枇杷の葉から抽出した液を使います。
ちなみにこのエキス、自家製です。細かい行程は色々とあるのですが、簡単に言えば梅酒と同じ製法です。
枇杷の葉っぱを洗って刻み、焼酎に浸けて枇杷の葉の成分を抽出します。
コレが枇杷の葉エキスになります。市販のモノも概ね作り方は同じだと思います。
ちなみに実物はこんなです↓
。。。アレ?見せない方がよかったかな。。?
このビワの葉エキス、色々なコトに万能で外傷に対しては直接塗布することにより炎症を抑え回復を早めてくれます。火傷等もすぐに付ければキレイに痕が残りません。
さあこのビワの葉エキス。どうやってお灸と繋げていくのでしょうか。
まずはカット綿にエキスを染み込ませてツボのポイントである箇所にペタっとくっつけます。そしてその上に艾をすえていくのです
↓こんな感じです。
ビワの葉成分が浸透していき、鎮痛だけでなく炎症を抑えてくれます。
またビワの葉エキスのを通したお灸の熱は湿熱となり長時間体の中に滞留して温めてくれます。
浸透したエキスは抗酸化作用により血液をアルカリ性にしてくれるので、デトックスも期待ができ婦人科系疾患に絶大な効果があります。
普段の治療ではこんな風です。
治療の一例ですが、こうしておへそを囲むようにお灸をすえていきます。
火がついたお灸はちょうどいい暖かさのところでどんどん換えていくので火傷することはありません。
全身の気血の巡りがよくなり、治療後はみなさんお風呂上がりのように顔を紅潮させて帰られます。
ところで写真に、鍋のようなものがおへその下に載っています。
あの中には長時間もつモグサが入っていて火がついているのですが、
構造と効果はまた次回ということで。。。
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