ウチには井戸があり〼

今朝、治療院の入り口脇にこんな物が。。。


もう秋なのに。

蛾ではない事を祈るばかりですが。。。。

 ちなみに、チョンっと突っつくとモゾモゾ動きます。キモス。。

いつも思うのですが、この絶妙なバランスで張られた2本の糸。

どうやってるんでしょうね。誰かに頼むのかな。。?

 御来院の際は、入り口左手をちょっとチラ見してみて下さい。


 さて、今日の「テーマ」という程のものでもないですが

我が家には「井戸」があります。


角度を換えるとこんな感じ⇩


まさに玄関の目の前!

こちらも治療院の入り口からチョロっと右を覗くと見えます。

 汲み上げる本体はもう何台も世代交代してますが、未だ現役で植木や植栽の水やりに使われます。

 小さい頃はコレが大好きで、よくガッチャンガッチャンやってました。いつの時代も同じらしく、娘はもちろん近所のちびっ子も競って触りたがります。

 ち・な・み・に。信じてもらえるかは分かりませんが、僕が中学3年迄は生活用水全て井戸水でした。

 おっと、ここで大事な注釈ですが・・この場でイチイチ手桶的なモノにガッチャンコーと汲んでいた訳ではないですよ!いくら下町でも1970年代〜80年代でそれは無いですから。

 でも珍しいスタイルだったかもな・・

 つまりは家の然るべきところに蛇口もあって配管もされていたわけですが、水源が地下の井戸水だった訳です。

 もう微かな記憶ですが、確かモーターだかポンプが治療院の入り口付近にあったような。。それが何時間か毎に「ブーン」と汲み上げて各配管に圧力をかけていたように思います。

 井戸水は地下水なので夏は冷たく冬はキンキンに冷たくなりません。夏場はチョロ〜っとホースから出しっ放しでタライでスイカやトマトを本当に冷やしてました。よく戦後を描写したドラマや映画であるアノ光景です。

さあここで、最近マイブームのタイムスリップへご招待しましょうか。

 先程の井戸を、少しアングルを変えた位置から写して見ます。↓


井戸のハンドルを倒し、やや左に見切れるように移動しました。

ハイ、このまんまデロリアンに乗って46年前へ・・


古っ! まだあどけなさの残る母(20代前半!)に抱かれているワタクシ。

画面左に同じように見切れている井戸のハンドルがありますね。

 宇宙一どうでもいい情報ですが、今では70過ぎた母がこの写真を見て「アタシ、今とあまり変わらないじゃん!ハハハハハ!」とコメントしていました。髪型はね。。

今ではコンパクトな100人乗っても大丈Vな物置も、同じ位置に祖父のお手製物置(後ろの青いのがそうです。)が昔はありました。右奥に続く長屋の様に貸していたところも現在はキレイなアパートになっています。

 そしてよく写真を見比べると分かるのですが、当時は土に大きな踏み石が置いてありましたが石はそのままでコンクリートで固定されています。治療院の出入り口にも同じく古い踏み石が敷いてあります。実はアレもそうなのです。

 閑話休題。とにかく、僕が中学3年の夏に家を建て直すのを機に祖父の家(現:虹音堂)も含め全面的に水道に切り替えられたのです。確か文京区側にそう要請されたように記憶してますが。。衛生面で。

 新しい家にはすぐに慣れたけど、水にはなかなか慣れなかったな〜・・

今は飲用にすることはないですが、玄関を開ければ昔と同じ場所に大好きな井戸が守り神のように鎮座していることはとても幸せに感じます。


 

はり東洋治療院 虹音堂

Kouondo Acupuncture clinic  文京  千駄木

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